価格交渉はしてますか?
食料品や日用品、各種サービスなど、普段の生活の中でも、
ここ数年の間に大きく値上げが行われていると実感していると思います。
例えば、コンビニのおにぎり。
5年前は100円~120円くらいが主流でしたが、
いまは130円~160円くらいが主流になっています。
実に30%も上がっています。
帝国データバンクが実施した「価格転嫁に関する実態調査」によると、
人件費や原材料価格等の高騰を価格転嫁できていると回答した会社は約75%でした。
一方で、中小企業経営者の方と会話をしていると、
うまく値上げが出来ていないという声を多く聞きます。
取引先の理解が得られ難い、消費者の理解が得られ難い、
客離れや売上数量の減少が怖い、自社の交渉力がない・・・など、
様々な理由が聞こえてきます。
しかし、これらの声は社長自身の思い込みであることが多いです。
事実は上のデータが示すとおり、7割以上の会社が値上げを実施しているのです。
商品や原材料の仕入価格や人件費が上がっているのに、
販売価格がそのままだと、その分、会社の利益が減少します。
場合によっては赤字になってしまうこともあるでしょう。
一方、値上げをした分はそのまま会社の利益として残ります。
「活路は値上げにあり」です。
次回は、どうやって値上げ交渉するのかを考えていきます。