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減価償却って何?③

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定額法と定率法〉

減価償却の方法には大きく2種類の方法があります。
①定額法:減価償却費=取得価額×定額法の償却率
定額法の償却率は1÷耐用年数で計算できます。

②定率法:減価償却費=未償却残高×定率法の償却率
定率法の償却率は、定額法の償却率の2倍とされており、200%定率法とも言われます。

数値例で見てみましょう。
【設例】
取得価額:200万円
耐用年数:4年
定額法の償却率:0.25(1÷4=0.25)
定率法の償却率:0.5(0.25×2=0.5)

経過年数定額法定率法
1年50100
2年5050
3年5025
4年5025
合計200200

どちらの方法であっても4年間の償却費は同額になりますが、
定率法のほうが早く減価償却が進みます。
したがって、資金繰りの観点からは定率法にメリットがあります。

一方、定額法は毎期一定額の減価償却費を計上することになるので、
簡単であるほか、原価計算や原価管理の面でわかりやすいというメリットがあります。