足立修平公認会計士事務所

048-577-5882/ CONTACT

減価償却って何?

  1. HOME
  2. 新着情報
  3. 減価償却って何?

減価償却という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
会社は、建物や製造設備、車両などの長期間にわたって事業に使う資産
(これを固定資産といいます)を購入することがあります。
これらのうち10万円以上のものは購入時に一気に経費にするのではなく、
使用する期間にわたって分割して費用計上することになります。
これを減価償却といいます。
以下に簡単な設例を示します。
・営業車両を300万円で購入した
・耐用年数は6年(新車の場合)
・減価償却方法は定額法
・残存価額はゼロ

このとき、毎年の減価償却費は300万円/6年=50万円/年となります。
購入時に全額経費にするのではなく、耐用年数にわたって
徐々に経費化されていきます。
減価償却により、会社の損益が正しく計算できます。

もし減価償却をせず、購入時に一気に費用にすると、
売上が同水準であっても1年目の利益が大きく減少し、
2年目以降に費用が計上されず利益が多く計上され
計算される利益が歪んでしまいます。

特に製造業や建設業、運送業など、製造設備や車両を多く抱える業種にとって、
減価償却は重要な会計手法になります。