足立修平公認会計士事務所

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黒字なのに倒産?

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会社が倒産してしまうのはどんな時でしょうか?
少々赤字になっただけでは会社は倒産しません。
資金ショートして支払い不能になったときに倒産します。

驚く方もいるかも知れませんが、倒産した会社のうち40%くらいの会社は黒字です。
これは、売上があがるタイミングと実際の入金のタイミングに数か月間のずれが生じるからです。

例えば、製造業の場合、

原材料を仕入て代金を支払うのが1か月後、工場で製品が完成するまでに2か月、営業・納品して入金するまでにさらに2か月かかるとすると、

入金と支払いのタイミングが3か月ずれることになります。
このとき手元資金に余裕がなければ仕入先に支払うことが出来ません。
これが黒字倒産の原因になります。

急激な受注の増加は手元資金のショートにつながりやすいので十分な注意が必要です。