足立修平公認会計士事務所

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資金繰りを改善する方法

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資金繰りが心配になると、経営者はそのことが頭から離れなくなります。
このような状況では的確な経営判断を下すことが難しくなってしまいます。

ここでは資金繰りを改善する方法を考えてみます。
1.売上債権の管理
 手形や売掛金の回収期間を早める。すべての得意先を一律にというのは難しくてもお願いすると応じてくれる得意先は必ず出てきます。
2.予算(計画)の作成と実行してキャッシュフローを予測する
 毎月の収入と支出を把握して予算を作成します。予算を遵守することによって、無駄な支出を抑えることができ資金繰りを安定させることが出来ます。
3.固定費の削減
 固定費を見直し、無駄なサービスや契約が無いかを検討します。特に使っていないサブスク契約があることも多いです。固定費を削減することで毎月の支出を減らすことが出来ます。
4.支払の最適化
 現金仕入れや当月払いの取引先について、掛仕入への変更や翌月払いへの変更が出来ないか検討します。ただし、支払タイミングが遅いほど自社の資金繰りは改善しますが、取引先を無用に苦しめることは避けなければなりません。
5.融資の検討
 ある程度の利益が出ているならば、新規融資や追加融資で資金調達をする、
あるいは、同額借換で返済期間を長くして毎月の返済額を減らすことが出来ます。
6.在庫管理の最適化
 商品や原材料の仕入過ぎや過剰在庫、滞留在庫の有無を調べて最適化します。在庫は資金が姿を変えてものであり、多ければ多いほど多額の運転資金を必要とします。

上で挙げた方策は冷静になって考え見ると当たり前のことのように思えます。
しかし、資金繰りが苦しくなっている状況においては
なかなか冷静に考えることは難しいものです。
また、これらを社内の力だけで対応することはハードルが高いものだと思います。
そんな時は、顧問税理士や外部の専門家の力を借りることも考えてみるといいですよ。